うさ講座・ハンカチーフヘムライン(完了)

3月うさこ

2010年12月08日 03:06

今晩は、うさこです
今回は某ーザンの為にヘムラインのスカートの作り方を紹介いたします

ハンカチーフヘムラインのスカートって?

これです

これの、ざぐじぐなスカートです
基本的には、四角の布の真ん中にボスっと穴あけた感じで
なかなかにゴスな感じがして私がフリルの次に大好物としてるラインです

長々しいので追記より

①まずは型紙づくり
用意…紙(型紙には主にハトロン紙っていうのを使いますが、そう複雑でもないので
新聞紙、カレンダー、広告の裏、包装紙なんかでこの場合は十分です)
   定規(50センチ以上ある方眼の透明のが便利)、メジャー、鉛筆(黒←下書き用、赤←実線用)

型紙は、端的にいうとこんな感じ

左下のへこみのところがウエストに行きます

★今回のウエストのかき方
ウエスト分÷4になりますので
(ウエストが合計120センチになるようにします)30センチになるようにします
      ↑ギャザーを寄せるために、実ウエスト周り×1.5~2.0くらいの間÷4に

ギャザーを寄せないのであらば自分のウエスト÷4になるようにしてください


縦横17センチの正方形を描き、
交点から縦横に8.5センチ、45度(あいだ)から3センチのところに繋いで
カーブにします

そしたら縫い代分として1センチのところに線を描きます(裁断はこの線で)

★スカート丈
2つある半二重丸は、「わ」です
わ…要するに、反転線です
布を二つに折って、折ったところにわにする線を合わせて型紙をおいて、
裁断して、裁断した布を開くと鏡合わせになっているというものです

折り紙を4つに折ったままで切る、七夕とかで作る飾りみたいなのを思い出してもらえると手っ取り早いです

で、その「わ」(半二重丸の所)のところがスカート丈になりますので、
(定規やメジャーを自分のウエストから当てて長さを決めてください)
ビーっとまっすぐに垂直に線を引いて丈をとります

ちなみに今回私がやってるのは35センチでミニ気味です

長いのも作りたいなぁ

あ、長いのにするなら、あんまり地面すれすれにすると
バイアス(斜め)の所がとったスカート丈より長くなるので引き擦ります
そのあたりも調整してください

型紙出来たら自分に当ててみるといいかも

 縫い合わせる所にはあらかじめ縫い代入れておくと便利です
 ただし、ちゃんと出来上がり線も書いておくかしないと後から泣きをみます

②布を用意
お待たせしました。ついに布が出てきます。
生地を買いにいく前に幅と長さがどれだけ必要か見積もってからいきます

・幅(布のタグに描いてあります これはものによってに幅は違ってますが、
これは店では切ってくれません。決まってるので合うものを探します)
生地の幅は色々ありますが大体は90~160あたりです
このスカートには幅は最低1メートルは欲しいです

・長さ(これは買うときに自分が必要な分を切り売りしてくれます)
幅を仮定したら床の線なんかを利用して、型紙を床において計ってみてください

大体1.5~2Mくらいかな?3Mもあればもう引きずるようなのでも安心です笑

丈が長いとそもそも幅で入りきらないので、その時には潔く1つに繋げるのはあきらめて
2枚接ぎなり、4枚接ぎにします
その時は縫い合わせるところにはちゃんと縫い代を追加しておいてください

長いのにしたいのにも関わらず1枚接ぎが無理だからといって、
面倒がって妥協して丈を短くしたりなんかすると
後で後悔するのは自分です

あ、この計算結構上手くいかないので、念のため
型紙を持って行って当てさせてもらってください
(ベルトを作る分として+10センチは多めに用意)

ただし型紙が2つ以上あるときは絶対迷惑になるのでしない方がいいです


不安なら多めに買っておけばいいです
(柄物で柄合わせが必要なものも多めに買っておきます)

私は120cm幅のダブルガーゼを120cm用意しました
スカート丈が短めなのでこのくらいで入りましたが2m近くは必要になるかと思います

ちなみにこのダブルガーゼ、今週中は大塚屋1階(桜通線車道駅)にて480円で有ります

生地はひらひらふわっとした感じにするなら
ガーゼ(シングル)、薄手の綿ローン系、シフォンやオーガンジー、サテンなんかの
薄かったりさらさらするタイプの布で。
ツイルなんかのちょっと厚めな布や張りのあるものは堅めになります

これは実物を見て、見本の布を軽くつまむとドレープが入るので、
そんな感じで好みの風合いを探すのがいいかと思います

③裁断

型紙と生地の用意は完了しましたか?
ついに布に入ります その前に型紙と生地にアイロンをかけてピシッとさせておいてくださいね

基本的には型紙の指示に従って布の上に型紙を配置して裁断します
今回気をつけるのは「わ」です わっていうのは、輪っかのわです

(布を四つ織りにしてあります)

ちゃんとおいたらまち針で留めて裁断。

このとき
・型紙を切らない(というか裁ちばさみで布以外を切らない。はさみがだめになります)
・布を動かさないで、自分が動いて裁断します
・切るときははさみを大きく開けて、ちまちまとは切らない
・わのところは切らない

裁断終了!開くとこうなります

折り目がついているところが、わで折ってあった部分です

私の場合丈が短く型紙も小さくなったので2辺ともつなげて裁断できましたが
長いと先にもいった通り、わでは取れませんのでちゃんと
縫い代をつけて全部が取れるように裁断してください

このへんはパズル感覚です

④縫製 
スカートを2枚や4枚はぎにしていたら、縫い合わせておいてください

・ベルト用意

これを測って製図して断ったら、ベルトの端と端を縫い合わせて輪にします
その時こんな感じに縫ってください

要するに、最後ゴムを通すときにゴムを通す穴を残しておくのです(通し口は裏側になります)

そうしたらアイロンでこう折ります

(中心で折って、表側は普通に縫い代1cmのところで折り、裏側はそれより1~3mmほど出して折る)

これでベルトはOK

完成まであと1歩!
・スカートとベルトを縫い付けます
スカートとベルト表(上で縫い代1cmにしたほう)を縫い合わせ


アイロンの折り目に沿って後ろに倒し、

(実写だとこう)

図のようにミシンをかけて完成です

スカートとベルトを付けるときのまち針のつけ方
最初に端と端をまち針で留めたら、その端と端の中心を留める
さらにその中心を…っという感じで等間隔に打つ


あとはゴムを通したら完了

ゴムは今回のは2センチ幅のものを通す想定でベルトの幅を考えてあります


応用
スカートに一箇所だけ切れ込みをいれる(というか縫わない)とこうなります

あとはお好みで裾を裂いたり、ぎざぎざに切ってブラシで繊維をほぐしたりするとゴシック感が増します

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